双極 性 障害 特徴。 双極性障害患者の看護(特徴・看護計画・利用法・接し方)について

双極性障害とは

双極 性 障害 特徴

双極性障害(いわゆる躁うつ病)は、• 気分が高揚する躁状態• 気分が落ち込むうつ状態• 何の症状のない寛解期 の3つの病相を繰り返す疾患です。 双極性障害はこの「気分の波の幅」が正常と比べて明らかに大きいため、生活において様々な支障が生じやすく、治療が必要になります。 双極性障害は、なぜこのように分類されているのでしょうか。 また分類することにどんな意味があるのでしょうか。 反対にうつ状態の程度はどちらも変わりません。 気分は数値化できるものではないため、どこからが躁状態でどこまでが軽躁状態なのかを厳密に区切ることは困難です。 しかし、おおよその感覚で言うと「日常生活に著しい支障を来たしている躁」が躁状態、「躁状態ではあるけども日常生活は著しい支障までは来たしていない」のが軽躁状態だと考えられています。 躁状態も軽躁状態も、気分の高揚という症状の性質は同じです。 気分が晴れ晴れとし、自分は万能で何でも出来るような感覚を覚えます。 自分は優秀で他者が自分よりも劣っているように見えるため、しばしば攻撃的になったり易怒的になったりもします。 その程度が「生活に著しい支障を来たす程度かどうか」によって躁状態なのか軽躁状態なのかは区別されます。 別人のように気分が顕著に高揚する• マシンガンのように一方的にしゃべり続け、話の内容もコロコロ変わって一貫しない• 「すごいビジネスを思い付いた!絶対成功する!」と言い、明らかに再現性の低そうなビジネスを始めようとする• 気が大きくなって巨額の借金をしようとする などが認められれば、いつものその人を知っている人であれば、すぐに「おかしい」と気付きます。 しかし一方でうつ状態のみしか出ていない状況ではうつ病と鑑別することは困難です。 しかし、本格的に「病気」として認識されるようになったのは1800年代に入ってからで、この頃から双極性障害の研究が盛んになってきました。 次第に双極性障害というのは、皆同じように「躁状態」と「うつ状態」を繰り返す疾患ではなく、その程度は患者さんによって大きく異なることが分かってきました。 同じ疾患でも、患者さんによって症状の程度に差があるのは、当たり前のことです。 例えば一口にうつ病といっても「軽症うつ病」もあれば「重症うつ病」もあります。 気分が正常以上に落ち込んでいるけども、生活に大きな支障が生じるまでには至っていない軽症うつ病、気分が非常に落ち込んでおり、生活に大きな支障が生じてしまっている重症うつ病、同じうつ病であっても症状の程度には違いがあるのです。 しかしうつ病の場合は、軽症も重症もどちらも「うつ病」です。 なぜ、双極性障害だけこのように分ける必要があるのでしょうか。 うつ病の軽症と重症のように、ただ単に症状が重いか軽いかだけであれば、このように2つに分類する必要はないでしょう。 「軽症双極性障害」「重症双極性障害」で良いはずです。 「躁状態の程度が異なる」という以外にも次のような違いが指摘されています。 しかし遺伝的にみると、両者には違いがあるのではないかという考えがあります。 ここから両者は異なる原因からなる疾患かもしれないとも考えられています。 しかし実際はどちらも異なったリスクがあるのです。 躁状態で興奮・易怒的になれば対人関係も悪化するのでしょう。 大きな借金をしてしまったり、「起業する!」となって今の仕事を退職してしまうと、その方の人生への不利益はかなり大きくなると予測されます。 軽躁状態だからといって、「軽い症状」だと安易に考えてはいけないのです。 しかしお薬の特徴を考えた場合、両者の治療法を全く同一に考えることは出来ません。 例えば双極性障害の治療薬の代表選手であるリーマス(炭酸リチウム)は、多量に服薬するとリチウム中毒になり、最悪の場合は命の危険もあります。 患者さんが衝動的にリーマスを過量服薬したら非常に危険だからです。 また同様に気分安定薬であるラミクタールも急激に増薬すると危険なお薬ですし、テグレトールも多量服薬で重篤な副作用が生じる可能性があります。 【メンタルヘルス向上のヒント】 【こころの病気】 - - - - -恐怖症 -- -- -- -- -- - - - - - - 【こころと身体の病気】 【お薬()】 - - -- -- -- - --超短時間型 --- --短時間型 --- --- --- --- --中時間型 --- --- --- --- --- --- --長時間型 --- --- -メラトニン受容体作動薬 -- -オレキシン受容体拮抗薬 -- -三環系抗うつ剤 -- -- -- -- -- -四環系抗うつ剤 -- -- - -- -- -- -- -- - -- -- -- - -- -- -その他 -- -- -- () - - - - - - - - - - - - - - 抗精神病薬 - -- -- -第2世代抗精神病薬 -- -- -- -- -- -- -- -- -- - - - - - ADHD治療薬 - 抗酒薬 - 漢方薬 - - - - 向精神薬の副作用 - - - 【精神科への受診】 【こころの検査】 【治療法】 【精神疾患と取り巻く制度】.

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双極Ⅰ型障害と双極Ⅱ型障害

双極 性 障害 特徴

どんな病気か 双極性障害は、従来、躁うつ病と呼ばれていた病気に相当します。 双極とは「2つの極」という意味で、双極性障害は躁病の極とうつ病の極の両方をもつ気分障害という意味です。 うつ病相のみの単極性うつ病の発生率が3〜5%であるのに対して、双極性障害は約0. 6〜0. 9%と少なく、発病年齢は、双極性が20代にピークがあるのに対して、単極性の場合は年齢層が幅広く分布しています。 また、単極性は男女比が1対2と女性に多いのに対して、双極性では男女比は1対1となっています。 躁病相が確認されれば、双極性障害の診断はさほど困難ではありません。 しかし、うつ病相のみの場合は、その2〜3割が経過を追うと双極性に転じるので注意が必要です。 とくに20歳以前、あるいは20代で発病するうつ病の場合は、慎重に経過をみていく必要があります。 うつ病相は両者に違いはありません。 原因は何か 双極性障害の原因はいまだ解明されていませんが、うつ病と同様、疾患脆弱性(病気になりやすい性質)をもつ人に身体的あるいは心理的負荷がかかり、脳の機能のバランスがとれなくなると発病するとされています。 疾患脆弱性を規定する因子は複雑ですが、そのひとつに遺伝があり、双生児での一致率(一方が発病した場合、他方も発病する率)は8割ともいわれています。 しかし、他の2割は遺伝以外の要因であり、遺伝と環境要因の両方で規定されると考えられています。 症状の現れ方 双極性障害の症状は、躁病相とうつ病相で対照的です。 それぞれの病相の代表的な症状をに示したので参照してください。 これをみると、ほとんどの症状は躁病相とうつ病相で正反対であることがわかります。 時に躁病相とうつ病相の症状が混じり合って同時に現れることがあり、これを混合状態と呼びます。 双極性障害は未治療の場合、躁病相、うつ病相合わせて生涯に10回以上の病相を繰り返しますが、繰り返すにつれて病相の持続期間は長くなる一方、病相と病相の間隔は短くなります。 なかには1年に4回以上病相を繰り返すケースもあり、これをラピッドサイクラーと呼びます。 治療の方法 双極性障害は、患者さんの結婚、職業、生活にしばしば深刻な影響を招く原因となります。 離婚率も高く、健康な対照者の2〜3倍とされています。 また、自殺率も高くなっています。 双極性障害の治療は単極性うつ病と同様、薬物療法、心理療法、社会的サポートの3本柱で行われますが、薬物療法は単極性うつ病と基本的に異なります。 双極性障害では、気分安定薬(日本では炭酸リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピンの3種類が使用できる)を中心に用いるのが原則で、激しい躁状態には鎮静効果のある抗精神病薬を、また程度の重いうつ状態には抗うつ薬を用いますが、これらはあくまでも付加的なものです。 また、双極性障害の6割は気分安定薬の長期使用により、新たな病相を予防することが可能なので、予防に重点を置いた治療計画が必要です。 (国立精神・神経医療研究センター理事長・総長 樋口輝彦) 表9 ICD-10による双極性障害の躁病相とうつ病相の代表的症状.

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発達障害の種類・症状・子どもの行動の特徴 [発達障害] All About

双極 性 障害 特徴

双極スペクトラム障害の若年患者における第2世代抗精神病薬(SGA)の服薬アドヒアランスへの障壁に関して、医師、患者、患者家族の視点、およびSGA関連の体重増加の治療に対する考え方について、米国・シンシナティ大学のChristina C. Klein氏らが調査を行った。 Journal of Child and Adolescent Psychopharmacology誌オンライン版2020年5月19日号の報告。 18歳までに双極性障害と診断された225例およびその両親(128人)、これらの患者にSGAを処方した経験のある医師(54人)を対象に、SGA関連副作用、アドヒアランスへの障壁、体重マネジメント戦略の受け入れに関する調査を実施した。 主な結果は以下のとおり。 ・SGA関連副作用として体重増加を報告した割合は、患者45. 6%、その両親38. 9%、医師70. 4%であった。 ・体重増加は、患者にとってアドヒアランスへの障壁の第1位(35. 9%)であり、その両親にとって第4位(41. 8%)であった。 ・患者(61. 5%)は、その両親(20. 1%)や医師(1. 9%)よりも、SGA開始時に体重管理のための他剤併用を希望していた。 ・逆に、両親(54. 9%)や医師(84. 9%)は、10ポンド以上の体重増加を戻すことを目的とした次の薬剤を希望していたが、患者(61. 1%)はあらゆる体重増加を元に戻すための他剤併用を希望していた。 著者らは「双極性障害の若年患者において、SGA関連の体重増加は、服薬アドヒアランスを低下させる可能性がある。 多くの若年患者は、SGA治療開始時に体重増加に対する薬理学的介入を希望しているが、両親や医師はためらっていると考えられる」としている。 出典 Klein C C, et al. J Child Adolesc Psychopharmacol. 2020 May 19. [Online ahead of print].

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