きめつのやいば 179。 鬼滅の刃/きめつのやいば最新197話ネタバレ・画バレ&198話考察!感想・解説も【週刊少年ジャンプ15号】

鬼滅の刃

きめつのやいば 179

鬼であれば体力は 無限 むげんで疲れることを知らないはずの 禰豆子 ねずこが息を切らしながら歩いています。 異変ーーー 禰豆子 ねずこは家族のこと、母親、兄弟達のことを思い出していました。 すると、今まで生えていた牙が徐々に「ズズ」っとなくなっていきます。 その直後に竈門家を 無惨 むざんが 襲撃 しゅうげきし、町へ炭を売りに出かけていた 炭治郎 たんじろう以外のその時家にいた全員が 無惨 むざんにより殺されてしたった時の記憶も思い出します。 「この程度の血の注入で死ぬとは」 「太陽を克服する鬼などそそう作れないのでは」 という 無惨 むざんが家族に言い放った言葉を想いだすと 「ビキッ」っと感情がこみ上げてきますが、 そこから 炭治郎 たんじろうが泣きながら駆けつけて来た時の記憶が 脳裏 のうりによぎります。 そして、立ち上がりながら兄の 炭治郎 たんじろうがいつも自分にかけていた言葉、 「 禰豆子 ねずこ」と優しく自分を呼ぶ声を思い出した時、 「どくん」と何かが 禰豆子 ねずこの中ではじけました。 いつも握ってくれていた自分の手、 「兄ちゃんが守る何があっても」 「お前だけは」と話しかける優しい兄の 炭治郎 たんじろうをしっかりと思い出し・・・ 「私は 竈門 かまど 禰豆子 ねずこ!! 」 「鬼に家族をころされた」 と、とうとう自分の名前も想い出すことが出来たのです! その姿は人間そのものでした! 場面は 無惨 むざんとの戦闘にうつし 炭治郎 たんじろうは 「ふんばれ」 「1秒、1秒を稼ぐ」と必死に 無惨 むざんを倒そうとしています。 そこで 無惨 むざんが 「命の気配がする」 「戻ってくる」何かを察知してしまいます・・・ 「目障りな柱共、止めを刺しきれていない」 「 致命傷 ちめいしょうはとうに負っているはず、だが死んでいない」 「 珠世 たまよの鬼が手当てをしている、完全に死ぬまでは戦わせるつもりだ」 「止めをさせなかったのは此奴のせいだ・・・いや此奴だけではない」 「鬼狩りという組織が 数珠繋 じゅずつなぎとなって」 「それ自体がひとつの生き物のように私を 絡 からめ取らんとしている」 と状況を認識します。 カラスが 「夜明ケマデ35分!! 」と告げたタイミングで 無惨 むざんが 「戦いは終わりだ」 「これ以上危険を犯す必要がない」と息切れをしながら考えていると 戦いながら 無惨 むざんの様子を見ていた 炭治郎 たんじろうが 「!!」 「何かするつもりだ」 「もしや」 と 無惨 むざんの様子の違いに気づきます。 すると急に 無惨 むざんの左手のあたりがブワッと 膨 ふくれ始めました。 「 伊黒 いぐろさん 無惨 むざんが分裂する」 「細かく飛び散って逃げる!! 」 伊黒 いぐろは 「!? 」とおどろきますが・・・ 炭治郎 たんじろうは 「止められるか!? 」 「いや分裂をさせたらダメだ!! 」 「2人で12か所一息に斬り込めば・・・!! 」 と 無惨 むざんの分裂に対応しようとしますが、何やら様子が変です・・・ 左手を膨張させ分裂を試みた 無惨 むざんでしたが、左手は分裂せずにどんどんしぼんでいってしまします。 「分裂できない」と自分の体の異変におどろきを隠せない 無惨 むざんは、 「そうか薬は3つだったのか」 「人間返り、老化、 分裂阻害 ぶんれつそがい」 「 女狐 めぎつねが・・・!! 」 とくやしがります すると、 無惨 むざんの中に残っている 珠世 たまよの細胞が 「残念はずれです」と言った時、 無惨 むざんが吐血し始めました! 「薬は4つですよ」 「3つの薬で弱った所に細胞破壊の薬が効き始める」 と、 珠世 たまよが 無惨 むざんにうれしそうに話しかけます。 「さぁお前の大嫌いな死がすぐ 其処 そこまで来たぞ」 と 珠世 たまよは 無惨 むざんの耳元で耳打ちします。 追い込め。 絡 からめ取れ。 悪に 報 むくいを。 珠世 たまよは 無惨 むざんに 「お前を殺す為にお前より強くなる必要はない」 「お前を弱くすればいいだけの話」 「お前も生きる為になりふりかまわないように」 「私たちもお前を殺すためになりふりかまわない」 と 珠世 たまよは 無惨 むざんにからみつくようにささやきます。 無惨 むざんは心の中で 「 赫刀 かくとうでの斬撃による損傷も私には効くはずがない」 「どの鬼狩りの 赫刀 かくとうもあの男には劣り」 「再生修復の疲労も私には蓄積しない」 「 珠世 たまよの盛った4種類の毒がこれら全ての無駄な攻撃を」 「きわめて有効な攻撃として私の肉体を追いつめている」 と認識し始めます。 「この短期間の間に 珠世 たまよがこれほどの薬を作れたことは想像もできなかった」 「これらの毒を分析し分解するのも時間がかかる・・・」 と確認した直後に、 上の方向を見ながらピタっと動きを止め 炭治郎 たんじろうと 伊黒小芭内 いぐろおばないめがけてこれまでよりも遥かに大きな範囲攻撃をしかけました! さすがにこの電撃のような攻撃を回避することができずに直撃を喰らってしまった 炭治郎 たんじろう・・・ と、その攻撃を繰り出した 無惨 むざんの様子がまた変化し、これまでは無数の小さい牙の生えた口が 変化し、右肩から左脇腹にかけての大きな口に変化していました。 そしてカラスが攻撃を喰らってしまい、動けないせいで 輝弥 かがやたちは戦況を見ることができなくなってしまいます・・・ 戦闘が始まってから 産屋敷 うぶやしき邸で彼らを護衛する役目についていた、先代炎柱の 煉獄千寿郎 れんごくせんじゅろうが彼らを介抱し、鬼殺隊の隊士達に 「もう少し・・・もう少しだ」 「 無惨 むざんを逃がすな」 とつぶやきます。 場面は 無惨 むざん戦へと戻り、 無惨 むざんは 炭治郎 たんじろう以外の者を攻撃しています。 その場で戦っていたのはこれまで負傷していた 嘴平伊之助 はしびらいのすけでした! 無惨 むざんは 伊之助 いのすけ目掛けて攻撃を仕掛けます。 伊之助 いのすけは負傷してしまった柱達のことを話します 「数珠のオッサンの足と」 「半々羽織の腕が千切れた」 「返せよ」 と 無惨 むざんに向かって怒り心頭です。 そして 無惨 むざんの攻撃を回避しようと空中に逃げた時、 無惨 むざんは地中へと自分の右腕を叩きつけます。 次の瞬間 伊之助 いのすけの足元の地面から生えて出てきた 無惨 むざんの右腕はものすごく大きくなっており そのまま 伊之助 いのすけをまるごとかぶりつき、 伊之助 いのすけは口から血を吐いてしまいますが、 そこへ 伊之助 いのすけを助けようとまた他の隊士がかけつけました! 今度は 我妻善逸 あがつまぜんいつが間一髪のところで 伊之助 いのすけを助けにやってきます! そして攻撃を喰らってしまい横たわる 炭治郎 たんじろうに向かって 「聞こえるかお前は死なない」 「人間に戻ったねずこちゃんと家族みんな待ってる!2人が帰って来ることを!」 と叫びます。 その後助けにやって来た 善逸 ぜんいつでしたが、 無惨 むざんの攻撃が自分の直前まで伸びてきてピンチになってしまいます が、今度は 伊之助 いのすけが上空から 無惨 むざんの触手目掛けて串刺しにして 善逸 ぜんいつを助けます! 伊之助 いのすけはその直後に攻撃を喰らってしまい、またもや口から出血してしまいました。 2 炭治郎 たんじろうはさきほどの 無惨 むざんの攻撃により神経が麻痺してしまったようで、2人が 無惨 むざんと戦っている間に、その 麻痺 まひを自分の日輪刀を自身に突き刺してなんとか動けるようにしようと試みます。 その後、これまで攻撃を出し続けていた 無惨 むざんに異変が起こります! 無惨 むざんの両腕はもう上がらなくなってしまいます。 どうにかして 悲鳴嶼行冥 ひめじまぎょうめいの左足と 冨岡義勇 とみおかぎゆうの右腕が無事である考察を練れないかな!? と少々無茶な考察をしていましたが、現状彼らの手足は今の所元通りにはなりそうもありません・・・ 義勇 ぎゆうさん・・・利き腕だったのに・・・ なんてことでしょう・・・ それでもです! 彼らはしっかりと立ち上がり、皆と一緒にまた立ち上がり 無惨 むざんとの戦いに参加しようとしている姿にうるっときてしまったのは私だけでしょうか!? 誰も吸収なんてされて欲しくないとはもちろん思っていますが、どうもこの 無惨 むざんの体の変化が伏線に見えてしまってならないのです・・・ そして吸収されてしまうのは、やはり 禰豆子 ねずこなのではないでしょうか!? 今回ばかりは私の考察ははずれて欲しいと思いますが、次週どうなるでしょうか!? キメツ学園物語』を楽しく紹介しています!現在第4弾までありますが、その中でも特に人気なのがこちらです!!

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【鬼滅の刃 考察】178話考察と179話の展開予想【きめつのやいば ネタバレ】

きめつのやいば 179

大きすぎた犠牲 さて厳勝の過去回想によって中断していた 「その後」の話。 焦点はやはり不死川玄弥と時透無一郎の安否です。 その玄弥はすでに死期を悟り,兄を,時透を自分以外の者の安否を気遣っています。 常に己ばかり考えてきた 厳勝とは対比的ですね。 そんな玄弥に対して兄の無事を伝えつつも,時透くんの安否については言葉を濁して伝えない優しさを悲鳴嶼さん。 そうだよね... 事実を伝えるのが常に優しいとは限らないからね。 鬼殺隊員いろいろだけれど,多くの者が己ではなく家族を,己ではなく他者を気遣っている。 黒死牟殿との対比が際立ちます。 ここで玄弥の隣に実弥を横たえた時, ちょっとドキドキしたんですけれどね。 ぼくはまだ悲鳴嶼さんほど人間が出来ていなかった。 ここで稀血にトチ狂ってしまう展開,さすがにあるわけ無いんだよなあ...。 描きたいのは 「兄弟の想い」なんだもの。 厳勝との対比であるからこそ,兄を犠牲にする弟なんて姿は絶対に描かないわけです。 もうちょっとワニ先生を信じなくっちゃいけないな... (え) 生きていてくれて「良かった」 これな。 生きている実弥を見て一言目が 「生きてい... 」 「良かっ... 」ですよ。 これが厳勝ですと「なんで生きている」と死を前提に語った上で,死んでいたら良かったのにという想いがにじみ出ていましたからね。 そんな対比がとっても寂しく感じます。 時透兄弟の想い その時透くんですが,事切れていた。 分かっていたけれど残酷な事実を突きつけられる。 腕を切られ,足を斬られ,胴を斬られてなお戦い続けた無一郎。 全力の力が出せる状態ではなかったけれども,戦局を変える 「弱者の一撃」を貫いた二人がいたからこそ今がある。 悲鳴嶼さんの感謝の気持ちは読者の気持ちそのままである。 言葉尽きる悲鳴嶼さんの想いはよく分かる。 鬼狩りとなった以上いつでも死ぬ覚悟はできているけれども,齢14で身体をボロボロに斬られならなお太刀を離さず勝利に貢献した獅子奮迅の活躍。 感謝と尊敬という言葉では言い表せないくらいの思いと,このような若き人が先に行くことの 無念さが伝わってくる。 惜しまれる言葉の中に命の貴さを見る 「必ず無惨を倒して其方へ行く 安心して眠れ」 という送り言葉からは,無一郎を失った悲しみと,鬼に対する激しい怒りと,自分の命をかけて無惨を倒すと言う意気込みが感じられます。 そしてこの 描写がとってもいいんだ...。 悲鳴嶼さんがそっと時透の瞼を閉じた時,戦士としての時透無一郎はその生涯を閉じる。 次の瞬間,痣は消え,剣士の装束も消え,幼き頃別れた兄と再会する。 かつて樵夫をしていた家族たちが住んでいた森のように銀杏が舞いながら。 第119話,回想の中の兄・有一郎とのシーンとつながっているんだよね... 川を越え,兄の下へ 兄・有一郎が涙ながらに 「こっちに来るな 戻れ」という想い。 この彼岸において自分の所に来るということは死を意味する。 かつて鬼に襲われ,無一郎に対する本心を吐露したときの気持ちと同様に,兄・有一郎の思いは一緒である。 生きていてほしい。 幸せでい続けて欲しい。 だからこそ頑張った結果としての死を褒めるのではなく,弟の選択と行動を悔いている。 しかし無一郎は知っている。 自分は精一杯頑張り抜き,果たすべき役割を果たしたことを。 死を後悔しないはずもないけれど,兄と別れた3年間にやり遂げたこと,其の3年間に幸せと思えることが数え切れないほどあったこと。 何からも逃げず,目をそらさず,仲間のために命をかけたこと。 そのことを兄である 有一郎からは否定しないで欲しい。 だからこそ,これまで何があっても泣かなかった時透無一郎は 一瞬で涙したんだよね。 「よくやった」「がんばったな」と言ってほしかった。 兄だけには自分の行いを肯定してほしかった。 それが分かったからこそ有一郎は「ごめん」といったのだし,その上で 兄・有一郎の想い 無一郎に死なないで欲しかったんだ... 無一郎だけは... とその想いをこめて抱きしめる。 そこに 愛がある。 「生きていてほしかった」という想い。 玄弥同様に兄弟を案ずる想いと,幸せになってほしいと言う思いがにじみ出ている。 これまた寿命がつきた弟を,ただの一度も傷つける事もできなかった縁壱を,動けず抵抗しようもない状態のまま刀でぶった切った 厳勝との対比が際立ちます。 不死川兄弟の想い 時透無一郎が兄・有一郎の下へ旅立った直後に不死川実弥もまた意識を取り戻す。 変わり果てた弟・玄弥に取り乱しながら... 兄ちゃんがどうにかしてやる,というその言葉は偽りなき真の言葉である。 できる・できないではない。 どうにかしてやらなきゃ。 生き続けられるようにしてやらなきゃ。 理屈ではなく感情から出るその言葉には 「玄弥を死なせたくない」「元通りにしたい」「生きていて欲しい」という強い思いが込められています。 「生きていてほしい」という想い それに対し玄弥は詫びる。 兄の想いに叶えず迎える死についてではなく,かつて自分を守るために必死に戦ってくれた 兄を責めてしまったことを。 呼吸も使えず,兄を助けることもできずに迷惑をかけてしまったことを。 玄弥にとってはすでに自らの命は尽きたも同然のこと。 改めて鬼を喰らい鬼として生きることも望まず。 その最後の命の灯火を,兄に対する想いを告げることに費やしたい。 そんな玄弥の気持ちが溢れ出てくるのが伝わります。 「守って... くれて... がとう... 」 というその言葉は,鬼斬りでもなかったあの鬼に... 元・母に襲われたときに自分を守ってくれたこと。 責めるのではなく感謝を。 ずっと詫びて,感謝の気持ちを伝えたかったという 玄弥の思いがかなった瞬間である。 過去の想いと今の想い だが兄・実弥にとってはそれどころではない。 兄が弟を守るのは当たり前。 今,死に瀕する玄弥に対し為す術もない自分の無力さに打ちのめされているのである。 守るべきものが失われる瞬間にいるのである。 取り乱し,どうやったら守れるのか... 生きて... 生き抜いて欲しいという兄の想いは時透有一郎と全く同じです。 同じ思いを抱えていた中で(第168話・179話より) ずっと弟の幸せを願っていた兄・実弥のように。 ずっと兄の幸せを願っていた弟・玄弥。 死なないで欲しい。 生き抜いて欲しい。 その想いは同じである。 もうね。 何十回も読んでいるんですけれど, 涙腺崩壊ですよ。 涙ポロポロこぼしながら感想書いていますよ。 痛いほど時透兄弟の想いも不死川兄弟の想いもわかるんです。 玄弥の喪失に堪えきれず神に願う実弥の気持ち,痛いほど分かるんです。 でも無情にも玄弥は最後鬼が崩れ落ちるように実弥の腕のなかで消えていってしまう。 最後まで兄に感謝の礼を言いながら......... 失われてしまったもの この喪失の痛みは筆舌に尽くしがたいものがあろう。 生きていてほしかったから。 守ってやりたかったから。 幸せになってほしかったからこそ感じる悲しみ,悔しさ,無念さである。 嗚咽する不死川実弥の想いは生き抜いた者が背負わなければならない悲しみ。 その想いに思わず涙せざるを得ない...... 3つの兄弟の対比 継国兄弟と時透・不死川兄弟がとても対比的に描かれているわけですけれど,弟・縁壱については彼らと同様に兄を想っているんですよね。 兄に生きて欲しい,兄の夢を実現してほしい,兄を守ってやりたい... そんな想いがあったからこそ,兄・厳勝が鬼になったときには 「大切なものを何一つ守れず」 「人生において為すべきことを為さなかった」 と感じたのでしょうから。 もちろん違いもあります。 兄・厳勝が弟を愛するのではなく嫉妬するような人間だったことを差し引いても,だったら陰ながら兄を守る道を選ぶべきだったという側面もある。 ある意味,縁壱は 兄の許容範囲を見誤ったわけで,それを「甘え」と見れなくもない。 (まあ弟が兄に甘えることはあっても良いでしょうという気もしますが。 ) しかし最大の違いはやはり兄・ 厳勝の姿勢でしょう。 弟に「生きていてほしい」と思わない兄(第174話より) 才能に嫉妬し,己が立場が奪われることを危惧していることが縁壱に伝われば自発的に出て行く結果となる。 命を救われる形で再会してみればまるで死んでいることを望むように「生きていた」ことに驚きを持って接し,再び行動するようになったはいいが決して届かないその才能の塊に焦がれ,嫉妬し,その生を羨み死を望む。 それは鬼となり不死の身体を手に入れてなお,三度相見えた弟が「生きていたこと」に驚き剣を交える。 しかも永遠の敗北を喫する。 死んだ相手を断ち切った際に切れた竹笛,それは 「届かなかった目標の象徴」であっても 「守るべき慈しむべき相手の思い出の品」ではない。 守るべきものではなかった(第177話より) 結局のところ,最後まで厳勝は 弟を愛せなかった。 愛したのはその「才能」の部分,自分が掠め取り身につけたいとおもった縁壱のいち部分である。 「お前になりたかった」という前回最後の念は一見すると弟に対する憧憬にも見えるが本質はそうではない。 なりたかったのは「才能のある」自分, 「縁壱のようでありたかった」自分である。 自分,自分ーーーその考え方に弟に対する愛情や敬意は感じられない。 冒頭のページで燃え尽きる差し伸べられた手,それは他人から奪うことしか考えなかった愚か者の腕だ。 その意味では厳勝こと上弦の壱・ 黒死牟は無惨によく似ている。 自分のことしか考えず,他人の命を顧みない。 平安時代に異形の鬼となってしまったときにすら,良心の咎めるところもなく人を殺めては食らっていた。 そこには他者に対する慈しみのかけらもなく,ただ有るのは 自己愛のみである。 己しか愛さない(第127話より) 継国兄弟と時透・不死川兄弟の対比はそのまま 鬼と人との対比である。 守りたいものはないか。 生き抜いてほしいのか。 幸せになってほしいのか。 その対象が自分なのか,家族や仲間といった他者なのか。 そこに鬼と人との違い,双方が相容れずに戦い続けてきた理由を見出したり。 そんなことを感じた第178話でした。 余談 そういえば,玄弥は 「無惨ネット」で知り得たことを伝えませんでしたね。 まあ無惨のことなんかよりも兄に対する想いを伝えるほうが遥かに重要ですからね。 (もしかしたらひっそりと悲鳴嶼さんには伝えていたことに後でなるかもしれませんが) もう一つ。 無一郎もまた 「 刀が赤くなった」件について伝えないまま逝きました。 しかしまあ,これこそ自ら会得して理解するものであるようにも思います。 おそらく実弥と行冥は気がついたでしょうから,これは対無惨戦で出てくると思いたい。 戦いはまだ終わらない 戦いは無惨を倒すまで終わらない。 悲しみに暮れる中,そうやって前に進もうと促す岩柱さんの陰で,不死川実弥が どんな想いでそれを聴いたのか。 気になるラストでした。 再度まる。

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最新ネタバレ『鬼滅の刃』178

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スポンサーリンク 鬼狩りとなっていた縁壱と再会! 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 厳勝は野営していた所を鬼に襲われてしまいます。 行動を共にしていた数人の家来も殺され、厳勝も殺されかけていた時、突然縁壱が現れて鬼を斬り伏せたのでした。 十年ぶりに出会った縁壱は、幼いころとは比べ物にならないほど剣が上達していたのです。 人間ではない鬼でさえもたやすく倒してしまうほど極められた剣技。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 厳勝は縁壱を見た瞬間から再び嫉妬と憎しみで一杯になります。 一方で縁壱は、自分の到着が遅れたために家来が殺されてしまったことを厳勝に詫びます。 縁壱は強いだけでなく、非の打ち所がない人格者となっていたのでした。 スポンサーリンク 家も家族も捨てて鬼狩りとなった厳勝 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 厳勝はどうしてもその強さと剣技を自分のものにしたいと思いました。 そしてとうとう家も家族も捨て、縁壱と同じ鬼狩りとなったのです。 縁壱は自分が習得している剣技や呼吸を誰にでも教えていましたが、誰もその技を縁壱と同じようにはできないのでした。 縁壱はそれぞれの人が得意であること、できることに合わせて呼吸法を変えて指導しました。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 そうして日の呼吸の派生の呼吸が次々とできあがっていったのです。 痣者も増え、鬼狩りの戦力は高まってゆきました。 日の呼吸の派生の呼吸とは、炎・水・風・岩・雷のことですね。 鬼狩りの戦力自体は高まっていきましたが、厳勝自身はそんなことよりも日の呼吸を習得して縁壱に追いつきたい気持ちで一杯だったようです。 スポンサーリンク 日の呼吸が習得できない・・・ 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 厳勝にも間もなく縁壱そっくりの痣が発現しました。 しかし結局日の呼吸を使えるようにはなれなかったのです。 使えるようになったのは、後に月の呼吸と名付けただたの派生でした。 もっと鍛錬を重ねればいつか縁壱に追いつけるのだろうか・・・ 口惜しい思いをしていた頃、痣者がばたばたと死に始めます。 痣は寿命の前借りに過ぎなかったのでした。 自分も間もなく死ぬだろう、自分には未来がなく鍛錬する時間も残されていない。 そう思っていた時、無惨に出会うのです。 無惨は言いました。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 「鬼となれば無限の刻を生きられる お前は技を極めたい 私は呼吸とやらを使える剣士を鬼にしてみたい」 厳勝が心底願っていた道は、鬼となることで拓かれたのです。 こうして厳勝は黒死牟という鬼になり無限の時を生きることを選んだのでした。 スポンサーリンク 鬼になっても縁壱に勝てなかった 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 しかし、数十年後、老人の姿となった縁壱に再び出会います。 他の痣者は皆若くして死んでしまったというのに、一人生きていた縁壱。 理(ことわり)さえ超越した存在であることを見せつけた上、最後は寿命によって死亡し、黒死牟から勝ち逃げしました。 誰も、無惨でさえも勝つことができなかった縁壱。 誰一人として縁壱に傷をつけることすら叶わなかったのです。 黒死牟は憎さのあまり死んでしまった縁壱の体を怒りに任せて切り刻みました。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 すると、縁壱の懐から黒死牟が昔渡した自作の笛が出てきたのです。 縁壱は生涯の間、肌身離さずその笛を持っていたようでした。 その笛を見て涙する黒死牟。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 「もうやめろ 私はお前が嫌いだ」 顔を見ただけで吐き気がし、声を聞くだけで腹が立ってこめかみがきしむほど憎んでいるというのに、今でも鮮明に記憶しているたった一人の肉親は縁壱なのでした。 父や母の顔、妻や子供たちの顔も思い出せない中で、縁壱だけが鮮明なのです。 スポンサーリンク 黒死牟の哀しい最期 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 縁壱の周りにいる人間はみな、唯一無二の太陽のような存在に焦がれて手を伸ばすけれど決して追いつくことができない。 家も、家族も、人間であることも捨てたというのに何も手に入れることができなかった。 縁壱は、道を極めた者が行きつく場所は同じだと言ったけれど、黒死牟はたどりつくことができなかったと感じています。 日の呼吸の型を知る剣士も、縁壱の死後無惨と黒死牟で徹底的に殺しつくしました。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 しかしここで炭治郎の姿が浮かびあがります。 日の呼吸が炭治郎に受け継がれていることを知っている黒死牟。 なぜお前の呼吸は残っている、と問います。 自分はなぜ何も残せない、なぜ自分と縁壱はこれほど違うのか。 自分は一体何の為に生まれてきたのだ・・・ 黒死牟の体はどんどん崩れていきました。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 そして、最後に彼の着物と共に残ったのは、縁壱が持っていたあの笛です。 次回へ続きます。 スポンサーリンク 『鬼滅の刃』ネタバレ 178-179 話のまとめ 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 黒死牟は人間である厳勝という名前だった頃から何一つ縁壱に勝てず、追いつくことさえできないと感じながら死んでいきました。 鍛錬して編み出した月の呼吸さえ「だたの派生」としています。 黒死牟は縁壱を憎い憎いと思っていましたが、本当に憎いだけだったのでしょうか? 憎しみや嫉妬を抱えながらもその後ろをずっと追い続けていたのです。 それはまた、歪んだ愛情でもあったのではないでしょうか? 天才である縁壱が天才であるがゆえの孤独を感じていたのだとすれば、同じところに到達しようとしている兄・厳勝は、大切な存在だったように思います。 吾峠呼世晴「鬼滅の刃」178話より引用 自分は何も残せないと思いながら死んでいった黒死牟ですが、最後に残った笛が縁壱との間の絆のようにも見えて切ないです。 そして、炭治郎の家で日の呼吸がなぜ神楽として伝わったのか今回で明らかになったように思います! 剣技として継承すると無惨と黒死牟に見つかってしまうため、神楽という形でカモフラージュしていたのですね。 次回、地獄へと向かう黒死牟の前に現れるのは縁壱でしょうか。 それとも捨てた家族でしょうか。 黒死牟は許し難い鬼ではありますが、最後は何らかの形で救いを見つけて欲しいと思います!.

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