犬山 モノレール。 桃花台新交通桃花台線

犬山モノレール、日立製作所が保存申し入れ

犬山 モノレール

2007年12月17日。 名古屋鉄道 以下、名鉄 は愛知・犬山の「犬山モノレール」 正式名称: モンキーパーク・モノレール線 の廃止を発表した。 廃止予定日は1年後の2008年12月28日。 最終営業日は前日の12月27日だという。 かつては、鉄道路線の建設と廃止は手続きが複雑だったそうだが、現在は規制緩和政策のおかげでどちらも届け出制になった。 路線廃止については希望日の1年前を届け出の期限とし、反対意見があれば国土交通省が調整する。 異議がなければ予定通り廃止できる。 また、代替交通手段が確保されていれば、廃止日を最大半年間も繰り上げられる。 「鉄道会社が赤字路線を抱え込むことで、安全かつ健全な経営ができなくなっては困る」という趣旨の制度らしい。 「モンキーパーク・モノレール線」 「モンキーパーク・モノレール線」は、昭和37年 1962年 3月21日に開業した。 営業キロは、名鉄犬山線の犬山遊園駅から動物園駅までの1. 2kmで、途中に成田山駅がある。 開業時はモンキーパーク 当時は犬山ラインパーク へのアクセス路線として盛況だったというが、近年は自動車の普及などの要因で乗客は激減。 それに加えて、約半世紀経過した線路や車両が老朽化したことも廃止の理由となっている。 「乗客増が見込めない路線では、これ以上の投資は見合わない」という判断がなされた訳だ。 廃止の理由を聞くと納得もいくのだが、鉄道ファンとしては寂しい限り。 唯一の救いは、名鉄が廃止日を繰り上げる様子を見せなかったこと。 長い間親しんでくれた地元の人々や鉄道ファンに、たっぷりとお別れの時間を用意してくれたのだ。 後の東京モノレールや大阪モノレール開業につながる 廃止のニュースを聞いてから、いつ行こうかと思案していた。 1年も先だとなかなか腰が上がらない。 しかし、廃止日直前は混雑するだろうからのんびりと乗車を楽しめない。 結局、このタイミングで名古屋に行き、名鉄の各路線をめぐる旅に出た。 名鉄線内では「まるのり1Dayフリーきっぷ」を使用。 名鉄電車とモノレールが1日乗り放題で大人1枚3,000円。 10時から16時までは特別車 通常は1回350円が必要 にも乗り放題だ。 名鉄名古屋から全車特別車の快速特急に乗って約30分。 犬山遊園駅に着くと、上りホームの真上にモノレールの駅がある。 3両編成の車体の1つひとつに動物の柄が描いてあり、ちっとも古さを感じさせない。 この塗装は動物をテーマとした有料テレビチャンネルのラッピング広告だ。 車両形式はMRM100型。 3両編成で開業当時から活躍してきた 犬山遊園駅の改札を出て、改めてモノレールの改札を通るとホームは閑散としていた。 それは、平日の午後だからという理由だけではない。 冷房がないのだ。 車内に入ると汗が噴出す。 高架のホームに上がるにも階段だけ。 「これじゃあ夏場は敬遠されるよな」と思った。 天井の扇風機がブンブンと回り、窓が開く。 今にして思えば、こういう車両でも満員になった時期があったのだ。 暑さは耐えて当たり前、それでも楽しい動物園。 それが昭和という時代だったんだ。 しんみり……。 先頭車には大きなレンズを付けたカメラを構える御仁がひとり。 挨拶をしたけれど返事はなく横を向かれてしまった。 「うーん……」。 その後、大学の鉄道研究会らしき3人組がやってきて、彼らとは明るく挨拶。 「いやぁ、暑いっすネ」。 ちょっと和んだ。 発車まで少し時間があるので、車外に出て列車を検分する。 レールは1本のコンクリート。 そこに跨る車体はゴム製のタイヤを装備して、レールを上と左右の3方向から挟んで走る。 西ドイツのアルウェーグ社が開発し、日本では日立製作所がライセンスを受けて改良した跨座式だ。 この「日立アルウェーグ式」モノレールの最初の路線が「モンキーパーク・モノレール線」だった。 その成功が、後の東京モノレールや大阪モノレールの実現に繋がっていく。 あのディズニーリゾートラインも日立アルウェーグ式である。 客室に機材を収めた箱が鎮座しているところなど、東京モノレールによく似ている。 電車なら床下にある機器が室内に張り出す。 初期の日立アルウェーグ式の特徴だ シートはかわいい柄に張り替えられている 最近のニュースでは、日立と双日が韓国初のモノレール路線を受注したそうだ。 「日立アルウェーグ式」天晴れなり。 その元祖となったこの車体、なんとか保存してもらいたいものだ。 しかし廃止後の処遇に関する情報はない。 車体のリベットや室内の継ぎ目、シンプルな運転台など、よく見れば半世紀の年季を感じるけれど、シートは明るい柄に張り替えられているし、内部塗装も行き届き、大切に整備されていることがよくわかる。 窓ガラスがきれいに磨かれているところも、車窓撮りをする私には好印象だ。 運転士さんが乗り込んでいよいよ発車。 ぐいぐいと力強く加速していく。 「まだまだ走れるのにもったいない……」と思う。 しかし、乗客は私を含めてお別れ乗車目的と思われる数人のみ。 平日とはいえ、やっぱりこれでは存続は難しそうだ。

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犬山モノレール

犬山 モノレール

名古屋に行った際、少し時間があったので足を伸ばして犬山まで行ってきました。 犬山といえば、 犬山城・ 日本ライン下り・ 日本モンキーパークが観光名所だったりしますが、その一つである 日本モンキーパークへは名鉄犬山遊園駅から出ているモノレール線 通称「 犬山モノレール」 に乗って行くと、園内に直結と便利だったりします。 この写真は、その犬山モノレールの車両です。 犬山モノレールは開通した時期もかなり古く、 東京モノレールを開通させるにあたっての試験的路線でもあるということを、以前聞いたことがあります。 当時、名鉄は「東京モノレール」の経営にも参加していた さて、その犬山モノレールに乗車してみましょう! まずは、犬山遊園駅東口に併設されている改札口?から階段でプラットホームまで上ります。 廃止が近いということで、乗り場付近では懐かしいモノレールの写真パネルが展示してありました。 改札の外に置いてもよかったのになぁ… 早速、モノレールに乗車してみます。 何と、乗客は私だけ!貸切モードなのですが廃止直前なのに誰も居ないとは… モノレールは犬山遊園駅を出て、成田山駅に向かいます。 もう来年の初詣では、モノレールを利用して成田山には行けないんですね。 次は、成田山駅から動物園駅まで向かいます。 少し、撮影角度を変えてみました。 ここの区間も、森の中を駆け抜けるような感じで、結構車窓が楽しめますよ。 さて、動物園駅に到着したのですが、改札口を過ぎると日本モンキーパークの敷地なので、改札口を出ようとする場合は強制的に入園券を購入しないといけないのですが、もう閉園まで30分切ってたのでやむなく入園は断念。 そのまま折り返すことにしましたが、結局一往復、誰も私以外に乗客はなく、寂しい路線でした。 これじゃ、廃止もやむなくですかねぇ… また、名古屋に行くことがあるので次回は入園出来なかったモンキーパークにチャレンジしてみようかと思います。

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犬山モノレール/お父さんどっか行こー

犬山 モノレール

[名古屋鉄道犬山遊園駅] 1番線より2番線停車中のパノラマカーを見る。 [名古屋鉄道犬山遊園駅1番線ホーム] 1番線ホームを下り2番線ホームへ向かいます。 [名古屋鉄道犬山遊園駅2番線ホーム] 2番線ホームへ移動。 早速目の前に、他の物とは明らかに雰囲気の違う支柱が登場します。 [名古屋鉄道犬山遊園駅2番線ホーム] この白く塗られた支柱こそが、現役時代のモンキーパークモノレール線の軌道を支えた支柱です。 [名古屋鉄道犬山遊園駅2番線ホーム] 白く塗られた モノレール用の 支柱は、2番線改札口付近より犬山駅方面ホーム全域で見る事が出来ます。 犬山遊園駅ホームの様子 左手前の独特な形状をした支柱がモノレール軌道を支えたもの。 [名古屋鉄道犬山遊園駅] 2番線ホーム改札外側より撮影。 ホームおよび支柱を駅外より見る。 「オブジェ」 知る人ぞ知るオブジェ。 それは長い歴史と、始まりを支え続けた。 [名古屋鉄道犬山遊園駅2番線側改札口] [名古屋鉄道犬山遊園駅2番線側改札口] 旧モノレール犬山遊園駅を上部より見る。 旧モノレール犬山遊園駅を上部より見る。 (ホーム屋根部分) 犬山遊園駅を出て一路、成田山駅跡地へ向かいます。 写真正面がかつてモノレール軌道が設置されていた場所。 現在はフェンスで封鎖されています。 左写真の同じ場所より犬山遊園駅を見る。 この真上をモノレール軌道が通っていました。 モノレール軌道跡地 (右方向が成田山方面) モノレール軌道跡地 (右方向が成田山方面) モノレール軌道跡地 (奥手が犬山遊園駅) モノレール軌道跡地 軌道はこの地点より左方向に逸れ(犬山線と別れ)、成田山駅を目指しました。 かつてモノレールの支柱があった場所。 左写真位置よりモノレールの軌道跡地を見る。 正面の空間部分にモノレール軌道は突入していました。 [山中のモノレール軌道跡] 一部の廃線跡は古墳(国史跡)に向かう 遊歩道の途中で見る事が出来ます。 遊歩道の途中に現れた廃線跡 軌道周囲は柵で覆われており、 直接近づく事はできません。 左写真位置よりモンキーパーク側を見る。 柵の網目より撮影したモノレール軌道跡 「紅葉に散る」 苔むす姿は威厳さえ感じさせる。 紅葉賑わう山中にあって、今もなお歴史を語り続ける。 上写真位置よりしばらくは、 遊歩道に沿ってモノレール軌道跡を見る事が出来ます。 [モンキーパーク] 「ルックス」 名鉄と日立製作所が生んだ国内初のアルウェーグ式モノレール。 そのルックスに宿るDNAは、やはり名鉄のものだ。 「ラインパーク」 ラインパークを駆け抜けたレジェンドは、 今も静かに後継者達を見守っていた。

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